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卵巣のう腫は、卵巣の中に分泌液が溜まって腫れてしまうものです。ブヨブヨした水風船みたいなものになってしまい、たまる液体の種類によって皮様のう腫、偽ムチンのう腫、しょう液性のう腫の3種類に分けられます。
卵巣はお腹の奥の方にあるので、「沈黙の臓器」とも呼ばれています。なぜなら、腫瘍が小さいうちはほとんど症状が現れないため、発見が遅れてしまうことが多いからです。 また、卵巣が根元からねじれてしまう「茎捻転(けいねんてん)」を起こすと下腹部に激しい痛みが起こります。腫瘍が悪性と疑われるもの、茎捻転を起こしたとき、のう腫が握りこぶしより大きくなったときは手術が必要となります。 |
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子宮内膜症とは、子宮内膜の組織が、卵巣内や子宮周囲、子宮の壁、子宮と腰を支える靭帯、膀胱や直腸の近くなど、子宮の内側以外の場所にできる病気のことです。 また、腺筋症(内性子宮内膜症)とは、子宮内膜組織が子宮筋層内部に発生します。子宮筋腫の症状と似ており、子宮筋腫を合併していることが多いです。子宮内膜症の症状として、以下のものがあげられます。
子宮内膜症の治療法
症状がひどいときは手術で病巣部を切除することになりますが、将来妊娠の希望がなければ子宮と卵巣、卵管などを全摘出します。 |
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成熟期の女性の4、5人にひとりが持つと言われています。
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子宮頸管ポリープは、30〜40代の女性に多く、子宮頸管の内膜や子宮体部の内膜の一部が増殖して真っ赤なポリープ状になって垂れさがった状態になったものです。 症状としては、膣からの出血、性交時の出血、おりものの増加、不正出血があげられます。子宮頸管ポリープそのものは良性ですが、ときに頚ガンがポリープ状になっていることもあります。念のため、摘出したポリープは組織検査をしてもらいましょう。 |
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子宮頚管炎は、子宮頸管内に細菌が入り炎症を起こすものです。原因は、ブドウ球菌、大腸菌、淋菌、クラミジア、連鎖球菌などが考えられます。 子宮頸管炎は、慢性になると不妊の原因になってしまうので、早めの治療が必要となります。治療としては、感染の原因菌を確定し、その菌に有効な抗生物質を膣座薬として入れて治療を行います。子宮をいじめるような刺激や、性感染者との性交渉や不潔な場所での性行為などは避けるようにしましょう。 |
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| 急性卵管炎は淋菌など強い毒性が原因となり、ときには40度にまで及ぶ高熱が出たり吐き気をともなうことがあり、左右どちらかの腹痛から全体への腹痛へと移行していくのが特徴となります。 膣からの出血や黄色い膿のようなおりものが出て、慢性化すると月経痛、腹痛、腰痛、排便、排尿痛などが残ってしまいます。 ◎卵巣炎とは、卵巣に起こった炎症のことです。卵巣だけが単独で炎症を起こすことはほとんどなく、多くは卵管も炎症を起こします。 |
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◎性器ヘルペスヘルペスウイルスにより感染し、外陰部に多数の水ぶくれができ、痛みや発熱などを伴います。 ◎ベーチェット病厚生省の特定疾患治療研究事業対象疾患に指定されている難病の1つであり、原因不明の炎症で、口、目、皮膚にでき、女性の場合は外陰部に潰瘍ができることもあり、うずくような強い痛みがあります。 ◎バルトリン腺炎膣の入り口左右にある分泌腺・バルトリン腺に大腸菌、ブドウ球菌、淋菌などの雑菌が侵入し炎症を起こした状態で、小陰唇の外側や大陰唇が赤く腫れ、強い痛みをともない、ひどいときは発熱することもあります。 ◎外陰脂肪腫/外陰線維腫外陰部の脂肪組織、または線維組織が増殖してできるしこりのことです。 |
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外陰炎の予防には、清潔を保ち、通気性のいい下着をつけることです。また、排泄の際は、前から後ろに拭くようにしましょう。 |
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◎甲状腺腫とは、甲状腺が腫れて大きくなっていることです。甲状腺の腫れは首が太くなってきて気づきます。 バセドー氏病(甲状腺機能亢進症)血液中の甲状腺ホルモンが高くなる病気で、体重が激減します。症状としては、甲状腺の腫れ、動悸、息切れ、月経不順などです。 橋本病(甲状腺機能低下症)甲状腺に慢性の炎症が起きている病気です。 |
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